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そして
『25歳の結婚の約束』
は、いつのまにか破られていました。
人生は不思議なものです。
過去の私が夢に描いてた幸せな25歳。
その、『25歳』の私は葬儀に出ていました。
私の祖父が、他界したのです
葬儀も終わり、祖母の家の仏壇で手を合わせてから、祖父の遺影を眺めていたら、何故だか悲しそうな顔をしているように見えました。
『私の事が心配で、安心してあの世へ行けないんじゃないか…』
そんな事を思っていた気がします。
その祖父が、亡くなってからです。
私の中で、何かが少しずつ変わり始めました。
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