プロローグ

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人里離れた丘の上に大きな屋敷が建っていた。 そこは貴族カーライル家の屋敷、庶民に対しても平等に接していたカーライル家は庶民には慕われていた。 しかし他の貴族たちはそんなカーライル家をよく思っていなかった。 「貴族なのになぜ下等の者に声を掛ける?」 「あいつらが貴族の地位を落としている。」 「誇りの無い貴族など生きている価値はない。」 他の貴族から罵声を浴びせられることも多々あった。 しかしカーライル家の人々は態度を変えず庶民に接していった。 そしてあの日悲劇が起きた
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