悪魔と契約した日

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「父さん居る~」 勢いよく部屋に走り込むリック 「いつも言ってるだろ!静かに入りなさい」 優しくも厳しい父ロイ 「うん、気をつけます。」 シュンとなるリックの頭をなでる 「わかればいいぞ、元気だったか?」 「うん!毎日ちゃんと剣術の訓練もしてるよ~」 「そうか、勉学もがんばるんだぞ?」 「は~い。じゃあ今度剣術教えてよ?」 「あぁいいぞ、勉学頑張るならな。」 「うん、頑張る。じゃあ約束~」 そう言うと小指を出すリック 「約束だ。」 同じく小指を出し指切りをするロイ 毎日くる幸せな日々 そんな日々がいつまでも続くと疑いもなく信じているリック しかし ドゴオオオオオオオオオオオオ 凄まじい轟音と地響きがそんなリックの思いを打ち砕いた
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