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いつもの様に頭を撫でられ…キスされ…抱き締められ…。
突然ワタシの上に覆い被さってきた!!
子供だけどケイとしてる事が本来大人の恋人なり夫婦がする事だって何となく分かってたから、急に怖くなった。
同時に今まで知らなかったケイの下半身に違和感を感じて、ケイが異性である事を実感させられる出来事に鼓動が早くなった。
ケイ「ユイ、震えてる。オレが怖い?」
ワタシは何故か涙が出てきて。
ワタシ「ケイが怖いんじゃないけど、何か怖い。」
ケイ「ごめんな。ユイにはまだ早いよな。」
ワタシは涙を拭い、ただ首を横に振った。
ケイはワタシから離れ隣りに横たわり、また哀しそうに微笑んで。
ケイ「でもな、ユイには分かって欲しい。オレは中学生だけど男だ。」
ワタシ「うん…。」
ケイ「ユイは可愛いし隙があり過ぎる。もっと警戒しなきゃダメだぞ?」
ワタシ「うん…!」
その日を最後にケイに会う事は無かった。
これがワタシの初恋。
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