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翌朝目が覚めるとケイの姿は無く、見つけても全く構って貰えない日がしばらく続いた。
何故無視されるか分からないワタシはケイに嫌われたと思い泣いた。
先生や友達が心配してくれだけど、理由を言う事なくただただ泣き続けた。
その日の夜、みんなが寝静まった頃。
ケイが1人どこかに行くのが見えてワタシは急いで後を追った。
外にある裏庭のベンチに座ってるケイの元へ行くと、ケイと目が合った。
ワタシを見たケイは何だか哀しそうな表情で微かに笑った。
ワタシ「なんで…ユイとあそんでくれないの?…ユイの…こと…キ…ライになっ…たの?ユイ…わからないよ…」
あんなに優しかったケイから突然突き放されたことの孤独や不安と、やっと少しだけ笑いかけてくれたことへの安堵から涙が止まらなかった。
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