王子様

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  「なぁ‥下は舐めたら どうなるのかな、薮くん」 「や、やめろっ!」 ベルトを外された―‥ そのとき 光「ねー、薮くんに  なにしてんの?」 後ろの男の腕をひねりあげ いつもとは少し違う笑顔の 光がいた 「ひか、るく‥ん‥」 光「みんなよく聞いてね。  薮くんは俺の大事な  パートナーだから、傷つけたら  いくら俺でも怒るから」 にこっと笑って 抑えられている大ちゃんの ことも助けてくれた 「あ、ありがと‥」 光「うん、また後でね」 いつもの王子様 いつもと違うのは 俺の心臓 やばいくらいに ドキドキしてる いつもと同じ帰り道 俺の家の前で じゃあな、と笑って いつも通り帰る光 その背中を 俺は引き止めていた 光「薮‥?」 「あ、の‥たまには 上がっていかない/? ほら、今日ちょっと早いし」 必死すぎる自分 まだ一緒にいたいんだ  
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