王子様

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  暗い部屋 近づく唇 ―お前さ、俺のこと‥― ピピピピピッ 「‥っ/!!え‥夢‥?」 最近たまにこんな夢を見る 俺‥欲求不満なのか? 軽くため息をついて 学校の支度を始める 大「やーぶ!」 通学路を歩いていると もう見飽きた親友が 肩を叩いてきた 「おー‥また大ちゃんか」 大「はい出ましたつんでれー」 「なんとでも言えちび」 絡みのだるい大ちゃんを 放置して教室に入る ドアを開けた瞬間―‥ 「「キャァアア//!!!」」 女の子が悲鳴を上げて こっちに迫ってくる 「うわっ!?え、なにっ」 押し潰される―!!! 目をぎゅっとつぶった その時‥― 「あっぶな―い」 後ろから聞こえた声 誰かに肩を抱かれ 支えられていることに 気づき目を開けると 俺の後ろに光くんがいた 「あ‥」 光「だいじょーぶ?」 「や、あの、はい/!」 がちで焦る俺は 相当ださかったと思う よかった、と微笑んだかと 思えばもう女の子に 取り囲まれてる彼は この学校の王子様なんです。  
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