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恥ずかしさで少し俯く 少しの間のあと、顔を上げた私の視線の先で資料を確認している広田さんとやら いかにも[仕事できます]って感じが漂ってる 軽く固めた髪 スッとした顔立ち 切れ長の目元は眼鏡をかけさらにキリッとしてる なかなかのセンスのスーツを着こなして、38歳には見えない 同い年の男にしては若い感じがチョット悔しい 観察している私の視線に気付いたのか、ふいに顔を上げた広田さんと目があってしまった でも広田さんはフッと軽く笑って視線を戻した 何?この感じ… なんか腹立つ! そこに社長と専務が入ってきた
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