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【放課後:校門】
「あれ、ほのか…。待っててくれたの?」
「うん、今日はお昼休み全然話せなかったでしょ?だから帰りながら今日の出来事教えてほしいなーって。」
ほんっとに女の子の笑顔って癒されるな…。
「じゃ、行こうか。」
【帰宅路】
「でね、憧れの可愛い先輩が実は男の人だったんだ!」
「ふーん…。」
「あれ、ほのか?」
「なぁに?」
「い、いや…。」
顔は笑顔なのに、なんだろう、こわい。
怒ってるんだろうか、でも理由がわからない…。
理由がわからないからなんか余計に怖い。
「何か怒っていらっしゃいますか…?」
「はぁ…、私には可愛いって言ってくれないのにな。」
僕の言葉が耳に入ってないみたいだ。
ほのかが小さな声で何か言った…けど小さ過ぎて聞こえなかった。
「何か言った?」
「何も言ってないわよ?じゃあまた明日!」
もうこんな所まできてたのか、話に夢中になると早く感じるよね。
「うん、また明日!」
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