新学期

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「おぉ…おはよう。」 ぐっすり寝てしまった。 ほのかのひざ枕気持ちよすぎ。 これはクセになりそう。 寝過ぎて辺りも暗くなってき…た? 「あ、あのね、翔君の寝顔見てたら私も眠くなってきちゃって」 「ほのかにしては珍しいよね」 「昨日少しだけど遅くまで勉強してたから…。」 本当に頑張り屋だなぁ…少しは見習わないと。 「ほのかは頑張りすぎだよ。こういうのもたまにはいいと思う。」 「翔君はサボりすぎよ?そろそろ暗いし帰ろっか…痛ッ」 ほのかが立ち上がろうとした…が立ち上がれなかった。 多分ずっとひざ枕してたから足が痺れてるんだ。 「ごめん、足痺れてるでしょ。大丈夫?」 「ふふ、大丈夫よ?心配性なんだから」 僕はほのかを背負う、おんぶすることにした。 「軽いな…。」 「ちょ、ちょっと翔君!?」 【帰宅路】 「大丈夫…?」 「大丈夫、ほのか軽いし。…胸が小さいからかな…。」 「何か言った?」 「何も言ってないよ!」 あっぶない…ついボソッと言ってしまった。 「そろそろ大丈夫よ、翔君もたまには頼りになるわね。」 ふふっと笑うほのか、たまにはってなんだ?たまにはって…。 「こちらこそ、今日はありがと!また明日な。」 「今日は夜更かししちゃ駄目よ?うん、また明日!」 とまぁこんな感じかな? いつもの僕の生活は。 今日はたまたま授業サボったけどいつもはちゃんと…ちゃんとじゃないけど受けてるからね?
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