はじまり∴はじまり

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少年…九条 昴は自分が今日から通うことになる高校をまじまじと見ていた。 昴「………。ここが朔之裡(サクノウチ)高校…」 昴は一瞬不適に笑った。 しかしすぐに無表情に戻り、歩き始めた。 ―朔之裡高校∴職員室― コンコンッとリズムよくノックをする昴。 昴「失礼します…」 ?「あ、九条君…こっちこっち♪」 何故かテンションの高い、先生らしき女性は手招きをしていた。 ?「私はあなたのクラス…2年A組の担任の坂中 宮佐里(サカナカ クサリ)よ~。今日からよろしくね~♪」 昴「よろしくお願いします」 宮佐里(以降、宮)「んじゃ、行きますか~♪」 ー2年A組∴教室前ー 宮「それじゃぁ…私が呼んだら入って来てね♪」 昴「…はい」 宮佐里は上機嫌のまま、1度昴を置いて教室の中へ入って行った。 ∴
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