プロローグ

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春の柔らかな風があたしを包む。 新しいスーツに実を纏ったあたしは心を弾ませていた。 社会人にもなって馬鹿みたいかもしれないけれど、第一志望の会社に受かった事はかなり自分の自信にも繋がる。 慣れないスーツを着るのに練習してて良かった。 人生がいつもツイてないあたしにとって、最近は上手い具合に行き過ぎだった。 ・・・今思い返せばこれが〝不幸の前触れ〟ってやつだったのかもしれない。
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