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台所に立っている海野くんは、いつもよりかっこいい。
いや、もう何もかもが他の人と違う。
好きかも…
いや、めちゃ好きかも…
いやいや、めちゃめち…
「上田さん?どうしたの?」
びくっ!!
「あ…あぁ…ごめん。なんだっけ?」
「泣いてた理由、そんなに辛いことなの?」
あれ…
いつの間にそんな話しになってたんだ。
「あ…うん。話しても、いいかな?」
「…うん。ちゃんと真剣に聞くよ。」
それから、今までのことを全て話した。
おかあさんが死んだこと、彼氏に浮気をされたこと、生きてる意味がわからなくなったことを。
「…こんなこと、迷惑だよね…ごめんね。話したりして…。」
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