59人が本棚に入れています
本棚に追加
/150ページ
その後、
海野くんの料理を食べた。
すごく美味しくて、
ひさしぶりに心から笑顔になれた気がした。
海野くんは、用事があるからと言ってすぐに帰ってしまった。
「はぁ…」
なんとなく、鍵盤に触れた。
始めの音…なんだっけ。
ピアノを弾いている海野くんに夢中で、忘れちゃった。
♪~…
「はぁ…わかんないや。」
海野くん…
さっきばいばいしたばっかりだけど…会いたい。
声を聞きたいよ…
あたし…
あなたといれない時間が無くなっても、絶対に困らないよ。
好きだよ、たぶん。
他の人とは違う何かで繋がってる気がするから。
もっと、あなたを知りたいよ。
「こんなの…うざいだけか」
明日を待つよ。
あなたと会えるなら。
あなたと話すことができるなら。
最初のコメントを投稿しよう!