僕は、強くないから…

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海野くんは急ぎ足で店を出た。 「…どういうことなの…?」 それから三日間、海野くんは学校に来なかった。 この前のことが頭から離れない。 あれは…普通じゃないよね? 確認する勇気もない。 「今日、海野くん来てるらしいよ。行かないの?」 昼休み。 焼きそばパンをがっつきながら言った。 「行かない…。」 本当は会いたい。 あれは…たまたまだったのか。 それとも… 「あ、そうそう!もうすぐ夏休みじゃん?遊ばない?プールとか…」 「行く!」 「じゃ、海野くんも誘おっか!」 …え!? 「は?え!?…あはは、変な冗談はやめてくださいよ~(笑)」 「いやいや、真面目に。」 プール… 一緒に行くの!? いやいや、嬉しいけど… この前の姿見ちゃったら… 「無理だよ…」 「じゃ、あたしあの人と2人で行くから…」 「待って!!やめて!」 すると、バカにしたように笑う。 「嘘だよ、おバカ。あたしが誘うわけないだろ(笑)」 …騙されたΣ(゜д゜;) 「誘うでしょ?」
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