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放課後…
「じゃ、頼むな上田。」
先生は掃除当番を押し付け、教室を出た。
「サイアクだー(´-ω-)」
とりあえず、てきとーに床を掃除してゴミをまとめた。
あとはゴミを捨てに行くだけ!
「よっしゃ!」
そして、ドアに手をかけようとした…
「好きなの!」
一瞬凍りついた。
この声…聞いたことあるよ。
「…ごめんね」
相手の声なんかついさっき聞いたよ。
「どうして?あたし…あたし、大貴と幼稚園のころからずっと大貴だけみてたんだよ?」
今にも泣きそうな声…
言葉を失う。
「好きなの…あたし、大貴が…」
「無理なんだよ…」
あたしは、どうしても
教室を出ることが出来なかった。
あの人も、
海野くんのことが好きなんだな。
「ごめんね…」
あたしも…
フラれちゃうんだ、伝えたら。
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