59人が本棚に入れています
本棚に追加
芽衣にその話をしたのは、花火大会3日前。
その日、急いで浴衣を探した。
ぱっとしない浴衣。
これはまずいかな…。
近くの店に行ってみた。
期待したらいけない。
そんなのわかってる。
でも…
少しでもあたしのことを考えてほしい。
「あ、上田!!」
浴衣を買って、何をしようか考えながら歩いていた。
誰かに声をかけられた。
「あ…蓮。私服…始めてみた。」
「俺も…なんか、いいな。私服のほうが。」
これは…褒めてくれてるんだよね?
「あたしが?…あ、どうもです。」
最初のコメントを投稿しよう!