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段ボールから無残に放り出された2本の直視するだけで吸い込まれそうになる真っ白な美脚?微脚?(俺は変態か)から生える10本の指は、時折開いたり閉じたりを繰り返している。
生存確認完了と共に、俺にかけられかけた上質な濡れ衣を焼却炉へ葬り去る。
次に俺が取るべき行動は如何なるものか…
……。
てか、コイツはどういう状況にあるんだ?
いったい日常の生活過程で段ボールに頭を突っ込んで、他人の家の前でドアキーパーをする事があるだろうか?
セコムしてますか?
簡単にこの段ボールの状況を身近な物で表現するなら、四角形の豆腐の真下から何らかの人形フィギュアを突っ込めばコイツになる。
おそらくいや、間違えなくコレは人間だ。
なら性別は?
紙で構成された段ボールにはオス・メスはなくとも、神が構成した人間にはオス・メスは存在する。
差し詰、アダムとイブからの小粋な贈り物ってやつだろう。
こやつの被っているダンボールを引っぺがせば性別など明白になるだろうが、仮に女の子だったとしたら痴漢になるのだろうか?
もはやこのダンボールは着衣と考えるべきなのだろうか・・・
エコもここまでくればはた迷惑だ。
約2分間、好奇心と興鬼神がせめぎ合った結果→放置。
とにかく俺はシャワーが浴びたいのだ!
ドアのまえに転がってる俺の安らぎを阻むダンボールを蹴り飛ばし、鍵穴にむかって俺が持っているアレを徐に抽入もとい挿入。
鍵穴のやつめ、相当の快感だろうか「カチャリ」と甲高い鉄音を響かせる。
さぞ快感だろう、ぐへへ開館は間近だ。
次はどうして欲しいんだ??
ここか?ここをひねって欲しいのか?
…
太陽の陽射しで頭がいかれちまったらしい…
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