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ざわざわ…
「優空が戻ってきたぞ!」
体育館がざわざわしている
「うる…さい…」
戻ってきただけで何なの!?
ざわざわ…
「悪魔の優空が来たぞ!」
そうさ…私は悪魔さ…だから何なの!?
「うるせー…」
ざわざわ…
「優空の口調が変わったぞ」
ざわざわ…
「お前ら…いちいち…うるせーんだよ!!」
シーン…みんなが黙った
「悪魔だよ…私は悪魔だよ…だから…だから何なのってんだ!いいじゃんか…悪魔で悪い!?悪魔は私にとっての褒め言葉さ…」
先輩なんて、目に入らなかった
「私のクラスの人がまた、死んだ…」
ため息をつきながら、報告した
「私は…また守れなかった…これが起こるのは知ってる、でも、守れなかった…ごめんなさい…」
座り込んで、泣き出した
トンッ
「おめえは、1人で抱え込み過ぎなんだよ」
優空の頭には、政宗の手がのっかっていた
「たまには、おれらを頼ってみろよ」
耐えきれず、もっと泣いた
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