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私は、その先生とは話をきかないと決めた
家
「ただいまー」
バタバタと幸村が犬みたいに玄関まで走ってきた
「おかえりでござる~」
笑顔がまぶしい
でも、そんなことを考えられるような精神状態ではない
「はあ…」
私は、幸村を無視をして自分の部屋に行った
「貴様、今日は浮かない顔してるな」
いきなり、元就が声をかけてきた
「…いつもだよ」
そりゃ、毎日自分の前に友達が死んでいる姿を見ちゃうんだから
「…そうか」
ギュッ
いきなり、元就が抱きついた
「我は、貴様が心配ぞ…」
初めて、元就に心配された
「お兄ちゃん…私…もう心が折れそうだよ」
そう言って、元就の服の袖を握った
「それは、貴様がただ1人で抱え込み過ぎだからではないか…?」
政宗と一緒のことを言われた
やっぱり、抱え込み過ぎなんかな?
「そうかな…」
「貴様は、我に信用がないか?」
別に、そういう訳じゃないんだけど
「ううん…別に、そういう訳じゃないんだけど…ただ…」
「ただ…迷惑かな?なんて」
これ、以上迷惑はかけたくないからね…
「迷惑ではない…もっと我を頼るがよい」
「うん…」
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