ひと欠片の希望

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辺りを見渡すと無数の小さな光が…。 誰かの希望の光の1欠片のようだ。 現代社会では絶望の淵に立たされ、自らの意思で希望を捨ててしまう人が何万人といる。 その人達の希望の1欠片が転がっている。 コツン…。 コツン…。 また足元に転がっている。 少し大きめの欠片。 でも光は微かに放っているだけ…。 大きな夢を持ってた人の1欠片のようだ。 でも光を失いつつあるのは絶望と言う名の闇に入り込んでしまったからなのだ…。 奥深くまで足を踏み入れてしまうと、そこは樹海の中…。 迷路の様に入り組んだブラックボックス。 もう戻れない…。 光が消えてしまう。 絶望と言う名の闇に呑み込まれてしまった様だ。
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