ひと欠片の希望

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絶望は闇。 ブラックボックスそのもの。 もう戻れないと思い悩んでしまうと、希望の1欠片の光はどんどんと小さくなっていく。 何百、何千とあるジグソーパズルの様な希望の1欠片が…。 1つ…。 また1つ…。 光を失っていく…。 最後の1欠片の光が消えた時、その時が本当の絶望なのだ。 その前に思い出そう。 人生を振り返り…。 何を求めて生きて来たのか? 何がしたくて頑張って来たのか? 誰かを愛するため? 誰かを守るため? 自己満足? なんでもいい、光となる希望を見付けるのだ。 そうすれば、ほら! 1欠片の希望の光が輝きを取り戻しといくよ。 1つ…。 また1つ…。 わかるかい? 暖かい希望の光が周りを包み込んでくるのが? ブラックボックスから脱け出すたった唯一の希望の光が輝きを増してくるよ。 思い出して。 あの頃の希望に満ち溢れた自分を…。 忘れないで。 君は1人じゃない。 1欠片の希望の石は、皆が心に秘めている未来なんだよ。 1人1人は小さくても、力を合わせればほら! 大きな欠片になっていくよ。 未来へと続く道を照らしてくれているよ。
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