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昼休みになると純が近づいてきた
「峻、早く飯ー」
毎回毎回昼になると飯ーと言ってよってくる純
何が飯なのか……
「飯がどうした?」
きっと昼ごはんを食べに行こうと言いたいんだろうけど
あえて聞き返す
「だからー
飯食いに屋上行こってー」
「んー
じゃあ雅也も誘うだろ?」
「当たり前だろ、あいつ来るの珍しいし多分雅先輩くるから」
「だな、んじゃ行こ」
雅也をつれて3人で屋上に向かうきっと雅也がついてきたのは雅先輩がいるからだろう
そうでもなければ昼を食べるどころか学校にさえ来ないくらいだ
ガチャ”
屋上のドアを開けた瞬間あいつに抱きつかれる
そのあいつとは………兄貴
友達がいるのもお構い無しだ
「兄貴マジで離せ……ウザイしキモイ………」
「兄ちゃんにそんな事言うなよーついに反抗期?」
ヘラヘラ笑う兄貴は離してくれそうにない
「ちげーよ、てか離せ」
何でこんなにヘラヘラしてられるのか分からない
ただ単にバカなだけなのか……
…………きっとそうだ
`
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