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結局皆でお昼を食べる事に
「兄貴、食べるときくらい離れられないわけ?」
兄貴は相変わらずくっついていてアーンと口を開けている
「何?その口」
俺に食べさせろと言っているのか
「アーンしてからあげ…」
上目づかいで自分を見ている兄貴
………可愛くねぇから
「ヤダ」
そう言われたのにも関わらず口をずっと開けている兄貴
それを見て何を思ったのか
晴先輩は箸でつまんだ自分のからあげを兄貴の口の前につきだした
「仍からあげ食いたいの?
俺のやろうか」
優しい晴先輩の行為に兄貴は口を尖らせる
「ヤダ、俺峻のが食べたいー」
なんてやつなんだ…………
せっかく晴先輩がきをきかせて
「そう?なら食べちゃうよ?」
晴先輩は気にする様子はなく
パクリとからあげを食べた
なんだかんだあり
にぎやかな昼休みは終わり
離れない兄貴をはがして純と教室へ向かった
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