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今から二年前 ~百合子が中3の時~
親友の『橘 亜遊』と放課後、教室で普段通り喋っていた。
亜遊「百合子は、好きな人いるの?」
百合子「えっ、いきなりなんなの。」
亜優「だって、最近柊と仲良いじゃん。」
百合子「私は、『柊』のことなんとも思ってない。」
亜遊「でも、百合子…男子の中で、柊以外全員フルネームで呼んでんじゃん。」
百合子は、小さい時から親しい人以外はフルネームで呼んでる。
百合子「それは…。」
亜遊「それは…?」
二人の間には、長い沈黙ができた。
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