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そんなことを考えながら、屋上の給水タンクの上に座って、空を見上げるのも今日で何回目だろうか。
この空もいい加減見飽きてきたかな。
ガチャ
いきなり屋上のドアが開き、一人の男子生徒が飛び出してきた。
辺りをキョロキョロと見回して給水タンクの上の俺を見つけると、そいつの顔が眩しいくらいの笑顔に変わった。
「やっぱりここにいたんですね~先輩」
こいつは赤羽恵斗。
オレの後輩だ。
「せんぱ~い。もうすぐ練習始まりますよ~」
「あぁ、今行く」
その場から飛び降り、恵斗の前に着地する。
「じゃ、いきましょっ!」
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