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俺だって本能見せまくりで興奮しまくりで、恥ずかしいと言えば恥ずかしいけど。
それ以上に気持ちいいと知花に思ってもらえるのがうれしくて、…俺も気持ちよくて。
その気持ちよさが欲しくて求めてしまう。
でも逃げられて縛って最後は強引に…は、はっきりいって俺の趣味ではない。
強姦したいわけじゃない。
「逃げるから中に入れてやらない」
愛撫だけならやってやってもいいと言ってやると、知花は言葉に詰まる。
それでいいと頷くかと思ったのに。
「…欲しい?」
「……欲しがられるのが好きかも」
欲しがってもいいけど。
俺も知花に最後まで求められたいように思う。
そういうパターンなんだと思えば、それでいいと言えばいいんだけど。
「俺を欲しがって?」
試しに言ってみると、知花は俺の唇にキスをして、その唇は俺の耳に首筋に滑っていく。
知花に攻められるのは初めてのこと。
どこまでしてくれるのか見るように、俺はおとなしく服を脱がされる。
知花の体を体の上に乗せて、その唇が俺の体を愛撫するのを見ていた。
鼓動はけっこう高鳴ってくれて、知花が俺の下半身にふれたときには、そこは恥ずかしいくらいに膨らんでいて。
知花の唇が俺を感じさせる。
慣れていない指先が、唇が気持ちいい。
どこをどうしてほしいとも言わずに、知花のするままにただ身を任せていた。
知花は我慢できなくなったかのように、その腰を俺の腰に擦り寄せてきた。
布越しに擦られて俺の腰がひくつく。
「知花のスケベ」
「だって…」
欲しいって聞こえた気がして、俺はその服を半分脱がせていく。
いつも以上に知花の体は敏感で。
更には言いなりだ。
このまま…最後まで?
する?
「俺を犯して?腕、縛る?」
言ってみると、知花は迷った様子を見せながらも言いなり。
避妊もなく中に入れて、その腰を揺らす。
気持ち…いい。
声出そう。
不安定な知花の体を支えるようにその両手を握って、俺の上で乱れるその姿を見ていた。
知花も俺を見ながらその腰を揺らす。
避妊していないといつもより敏感で。
知花がイクほど激しく動き続けるわけでもなく、俺もイキそうになったり、止められたりを繰り返す。
知花があまりにじっと俺の顔を見るから、いつものことではあるけど恥ずかしくなって、俺は胸に知花の体を抱き寄せる。
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