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一回で酔いも醒めるかと思えば、そうでもなく。
何発やるの?ってくらいに、また感じさせられて。
知花の体を感じさせたいって言ってみたら、ここ舐めて、もっと…なんてエッチなおねだり。
酔った知花は甘えたでエロいことを初めて知った。
「俺みたいに記憶なくなることないだろ?あんまりハメはずすとあとで後悔するぞ?」
なんて注意してみても。
「大丈夫。晃佑しか知らない。…もっと。いっぱい…」
なんて意識があるのかないのか、ぼんやり気味に言って、俺が舌を出してみると食べてくる。
その食べ方もエッチ。
俺の目を見ながら、狂ったように求めてくれる。
しばらくしなくても大丈夫ってくらいに求めて、求められての濃厚なイチャイチャ。
「縛って。心も体も…。全部。晃佑だけの私でいるから…晃佑も私だけの晃佑でいて…。
なんでもする。晃佑が喜んでくれるなら、なんでもする。
もっと食べて。
晃佑以外いらない」
その胸を食べまくっていると、そんなふうに俺の頭に知花の声がかかる。
酔って…いるけど。
嘘とは思えない。
知花の本音のような気がする。
ものすごく素直なまっすぐな言葉すぎて恥ずかしいくらいだ。
愛されてる?
めちゃくちゃ愛されてるような気がする。
「縛るってそういう意味?束縛されたいってこと?でもおまえ、全然ふらついてもいないし、縛るものないって」
そこまでいうと、知花は不満そうな顔を見せて。
俺は別の言葉を考えてみる。
「えっと…言うなら、そのままでいてくれとしか言いようがない。
おまえだけだって。本気で惚れてる。疑うなら疑ってもいいけど、俺は自分からおまえを離すつもりはない。俺がおまえから離れたくないから」
ものすごく愛の告白っぽくて恥ずかしくなったけど。
知花は本当にうれしそうな顔を見せて、俺の頬に手を当てて、顔中にキスをくれて。
俺は俺の気持ちが届いているような気がして、くすぐったくて、なんか幸せで笑う。
酔っていないときの知花にはこれを望んでやらないほうがよさそうだ。
思いきり恥ずかしがってくれそう。
俺はすごくうれしいけど。
欲しいときには酔わせればいい。
本音の本気で今みたいに理性ぶっ飛ばして求めてくれる。
知花の頭に髪にふれて、その体の上に唇を滑らせて。
一晩中イチャイチャ。
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