Breezy

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あったかい。 気持ちいい。 もう蕩けそう。 ゴム邪魔。 俺も声をあげてしまいそうな気持ちよさを感じて。 腰を動かすともっと気持ちいい。 擦れるのがいい。 千香の小さな背中を見たり、その尻を掴んだり。 もっとゆっくり千香の全身味わいたいけど、全然持ちそうにない。 腰砕けそう。 千香が声を堪えるように口を閉じるから、その甘い吐息と声をもっと聞きたくて、俺はまた千香の口の中に指を入れて、舌に絡ませるように指で愛撫する。 指にふれる千香の舌の感触も気持ちいい。 腰、止まらない。 もっと…声出して。 そんな声出されたら…興奮する。 「…イク。…女の中でイクの初めて。このままイカせて」 俺は千香の腰を掴んで、声を漏らしてしまいそうになりながら、強く腰を千香の腰に叩きつける。 繰り返していると、本当にすぐイッてしまった。 気持ちいいし、ずっとこのままでいたい。 俺は千香の背中で乱れた呼吸を整えて、その体を一度ぎゅうっと抱きしめて、千香の中から出して千香を離してやる。 千香は俺に背中を向けたまま、ずるずるとその場に座り込む。 俺は初めてだったけど、すっごい気持ちよくなれて満足しまくり。 事後ではあるけど、これとったら千香といちゃつこうと思ってゴムを見ると血液の付着。 血? 「……って、千香っ?おまえ、もしかして……処女?」 聞いてみると、千香はいつからか泣いていて、鼻をすすりながら頷く。 ……嘘だ。 いや、そうとしか思えないんだけど。 ……もしかして俺、ものすごく千香に嫌われることした? …やってしまった…。 後で悔やむから後悔。 何をどう繕ったものか考えてみても頭は回らない。 千香の足に垂れている血液に気がついて、ズボンと下着をはきなおすとタオルを探して手にして千香のところへ。 「血、服につくからっ」 千香の腕をとって立たせて、その足を拭いてやる。 千香は俺の手を止めて俺から逃げようとして、言葉もないことに俺は更に焦る。 「……ごめん。だって…ずっと…。泣くなよ。ごめんって」 俺は謝りまくるしかできない。 肩を掴んで引き留めて、千香の泣きまくりの顔なんて初めて見る。 顔を背けまくるその顔を頬を涙を拭うように撫でる。 自分がやってしまったことはよくわかってる。 でも…少しうれしくも思う。 千香の初めての男になれたこと。
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