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眠って起きると美優は起きていた。
体を起こしてなぜ自分がここにいるのかわからないといった顔で、あくびをする俺を見る。
「…おはよ。私、潰れちゃった?」
「おはよ。記憶ない?……昨日はあんなに乱れていたのに」
なんてそれと思わしき言い方をしてみる。
「…服着てる」
…脱がせておけばよかった。
俺は美優の腰に腕を回して、その太ももに顔を擦り寄せていく。
そのまま腹、胸、また太ももに戻ってスカートをめくろうとして、俺の頭を美優が捕まえて止める。
止められて俺は顔をあげて美優を見る。
「くすぐったい。えっちっ」
「…くすぐってやる」
俺は美優の体をくすぐって、美優はきゃあきゃあ暴れて笑う。
暴れてスカートめくれて、俺はその太ももを抱えて開かせて足の間に入って、くすぐりながら上の服のボタンをはずす。
「やっ、隆太っ。ちょっとっ」
「くすぐったい?」
「脱がしちゃいやっ」
「だーめ」
もうしたい。
服をはだけさせてブラの胸元に顔を埋めてキスしまくりながら、ブラの留め具をはずす。
布邪魔。
美優の胸が見えるようにブラをあげて、その柔らかい膨らみを愛撫しまくる。
美優の手は抵抗してきて、くすぐったそうに体を揺らす。
…もうだめ。
止まらない。
強めにすると美優の唇からは甘い声が溢れる。
「やっ、だ…ってば…っ」
「だーめ。逃がしてやらない」
「隆太…っ」
困ったように甘えたように名前を呼ばれて、俺は美優の唇を塞ぐようにキスをして舌を絡める。
意識があれば遠慮しない。
入れてとおねだりしてもらえるように愛撫しまくった。
求められたい。
もう俺のほうが我慢できないくらいなのに、求められたい。
キスしながら見つめあって、呼吸を唇の端から溢す。
美優の体からは力が抜けていて俺に任せてる。
「欲しい?」
言ってくれないから聞いてみた。
美優は言葉もなく頷いて、少し不満。
それでももう俺が我慢できない。
ずっと欲しかった女。
美優の手が俺を求めるように強く俺の背中にしがみつく。
俺はしっかりと美優の体を抱きしめて、その中へ。
そのまま離さないで。
俺はここにいるから。
他の女はいらない。
すぐにいなくなったり、もうしないから。
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