7月6日 いつも何でも私から、

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授業終わりの休憩の絡みだって。 メールや手紙の絡みだって。 思えばいつも私から。 こんにちはー! やっとテストが終わったのです。 でね、この前一言もわいちゃんと 話さなかったって言いましたよね。 そしたら今日ですよ! 絡みが半端なかった件← まずね、朝から凄かった。 いつも通りの時間について、わいちゃんの席をチラ見し、やっぱりまだ来てないかとか思いながら、勉強してたんです。 全くやってなくて焦ってましたね、はい。 そしたらいつものように友達がおはよーって私に挨拶しにきて。 私もいつものように適当に挨拶をしながら時計を見る。 (あ、もうすぐ来る時間だ!) 大抵くる時間は把握してます← でも、私はそんなこと考える前に勉強しなきゃとか思いながら勉強。 全神経集中させて。 そしたら、私の肩に小さい手が乗った。 振り向く前に背後から溜め息が聞こえて。 私はその溜め息を聞いて少し鼓動が早まったの。 溜め息で君だと分かるなんて、おかしい話なんだけどね。 「おはよー」 顔を上げるとやっぱりわいちゃんだった。 いつもは私のとこに来ないくせにって思うけど、なんだか今は嬉しくて。 「お、おはよー」なんて。 いつもみたいに吃りながら。 朝からそんな私の反応みて笑わないでよ、って。 本当はその笑顔を朝から見れるだけでいい日だなんて思うんだけど。 とにかく、あれです。 幸せすぎました。 朝からそうやって私のとこに来てくれて。 だけど、もっと嬉しいことがあったんです。  
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