始まりの選択……

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隼人が家に着くころには辺りは真っ暗になっており、周りを見渡すとご近所さんの家々はすでに電気が灯っていた。 (ふぅ……今日は疲れたな) 彼は鍵を開けて電気を点けて部屋に入る。 (風呂入って、さっさと寝るか) (グゥ~) 突然、隼人のお腹の虫が鳴った。 (そういえば、飯まだだったな) そして彼は飯を食べるために、大樹からもらった袋からコンビニ弁当をとりだす。 「ん?」 だが袋の中には弁当の他に、何か別のものが入っていた。 「……ミサンガ……?」 袋に入っていたのは、カラフルな彩りのミサンガであった。 (明日返せばいいか……) 大樹のものだと思った隼人はミサンガを鞄の中に入れて、もらった弁当をものの三分で完食し、風呂に入りすぐにベッドで眠りについた。
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