25人が本棚に入れています
本棚に追加
｢ﾋｯ……あ、ｸ…い、うな！！あ｣
目いっぱいに涙を溜めて必死に睨んでくる。
睨みきれていないところも、更に愛らしい。
ちぅ と肌けた鎖骨にキスをする。
限の身体がビクンと震えた。
震えたさいに、瞳から落ちる涙。
｢……泣いた顔も可愛いな｣
不謹慎に呟く。
｢なっ！！誰のせいだ！！｣
今更気が付いたようにハッとして、お前のせいだ、と目で訴えてくる。
｢あーーー、俺かな？｣
ふふ、と笑い、またキスをする。
｢ん、…………んん、ぅ｣
さっきまでは抵抗していた限も、遂に観念したのかギュっと良守にすがりつく。
｢…限、可愛い｣
｢ん、うれしく、ない…｣
改めて告げると、限は顔を赤くしてそっぽを向いた。
そんな限の赤い頬にキスをする。
(……ドアチェーンかけておいて、正解だったな)
そしてそのまま、良守に身を任せた。
最初のコメントを投稿しよう！