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評価★★★
黒沢明の名作のひとつ。
末期ガンの市役所の課長が主人公。毎日を判子を押すだけの無為で惰性なものとし、いままさに死にゆこうとする男。
本当にそれでいいのかと自問しながら、人生で初めてなにかを残したいと能動的に仕事を始める。
そして、来年も自身が生きてることを疑わない人間と主人公の間に見えない壁が生じ、彼はそれに苦悩しながらももがく。
人生が変わる瞬間を切り取った作品だと思います。
観る層は映画オタクと年配の男性でしょう。
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