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「―――っ!!!」
声にならない悲鳴を上げながら、少年は布団から跳ね起きた。
目の前に広がっていた景色は一変し、朝の日差しが差し込んでいるいつもの景色に変わっている。
「はは、またあの夢か……」
少年はそう言って周りを見た。
周りには5枚以上布団が敷いてあり、少年と同い年位から、まだ6歳にもなっていないような子供達が、すーすーと寝息をたてている。
「はぁ……」
自分の見馴れた景色を見て、少年は大きく息を吐く。
ようやく落ち着いた少年は、自分の布団の枕元に置いてあった目覚まし時計を見た。
5時30分
少年はそれを確認すると、布団を出て部屋を後にした。
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