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イエロー君、身体を張る。
イエロー
戦隊物において、このカラーリングの立ち位置は微妙なものである。
何故ならば、作品によってこのカラーを担う者は性別が分かれてしまうからだ。
何かと美少女が幅を利かせる昨今において、僕の立場は少し……いや、かなり肩身が狭いものであることを知って欲しい。
これから君たちが見るのはカッコいいヒーローの活躍でも、痛快なヒーローと敵対するダークヒーローの姿でもない。
宇宙からやってきた地球の侵略者と戦う五人組の戦隊の中で“イエロー”を担うことになった
『稲鳴轟』
という、名前負けしている僕の物語である。
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