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「っ!?」
青年の態度に犯行グループの男は思わずたじろぐ。
その様子を確認しながら、青年がゆっくり席から立ち上がる。
「……どうした?」
立ち上がった青年に犯行グループの男は思わず後退った。
ガタイが随分といいのは気付いていたが、けして背の低くない男が見上げるほど、青年の背は高かった。
そして、何より異常なまでの威圧感を男は感じていた。
「何をするんだ?」
「……あ、あっ……」
青年から感じられる威圧感が男の焦燥感を加速させる。
そして――
「……うわぁー――!!」
男が拳銃の引き金に指をかけた。
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