冒険のはじまり

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「....ポカァ!!」 ミジュマルの攻撃をぎりぎりで避けたポカブだったが、息を切らし立っているのも限界のようだ。 「ポカブ!!」 「やるねポカブ。だけど、そう何回もかわせるかな。」 (チェレンの言う通りポカブの体力はもう限界....もしも次攻撃されたら、今みたいに避けられるか分からない... だからといってこっちから攻撃したって、きっとまたミジュマルに避けられる....どうすれば.....ん?) ナミは考えを巡らせながらあることに気付く。その瞳はミジュマルの後方を捉えていた。 (普通に攻撃してもだめなら...!!) 「ポカブ!頑張れる!?」 「...ポカポカァ!!」 体力の限界を迎えつつも、鼻から火の粉を吹き散らしてポカブはやる気を出す。戦意はまだまだ失っていない。 「何をする気か分からないけど、今の状態じゃポカブはミジュマルを倒せないよ!」 「そんなのやってみないと分からないじゃない!!ポカブ!この一撃で決めるよ!!」 「ポカァ!!」 ポカブは最後の力を振り絞って、後ろ足に力を込める、渾身の一撃を与えるために。 「たいあたり!!!」 「無駄だよ!かわせミジュマル!!」 「ミジュッ!!」 ポカブの最後の攻撃はかわされてしまった。
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