冒険のはじまり

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「勿論ですよ、アララギ博士!私達でその図鑑を完成させてみせます!ね、チェレン、ベル!」 「うん。念願のトレーナーになれたんだ。この図鑑を完成させながら、僕は自分の夢を叶えてみせる。」 「ええっ!?じゃあじゃあ、わたしたち博士に頼まれたんだから、これから旅をしても良いんだよねっ!?」 「そうだよベル!図鑑を埋めながらなら、好きなように旅して大丈夫なんだよ!」 その言葉にベルは感動して、またも泣きそうになっていた。 「ありがとうみんな!私も貴方達の冒険をサポートするから、いつでも連絡してね!それじゃあこれが図鑑と、餞別にモンスターボールもプレゼントよ!」 「ありがとうございます!じゃあ私達そろそろ行きますね!また連絡します!」 三人はアララギ博士からポケモン図鑑と空のモンスターボールを幾つか貰い、それぞれのパートナーを戻して、研究所を後にした。 「ナミー!!」 「ママ!?どうしてここに!?」 研究所を出た三人の所へ、ママが荷物を抱えて走って来た。 「貴方達、いよいよ旅に出るのね。」 「ママ、知ってたの!?」 ナミの問いにママは優しく微笑みながら答える。 「ええ、アララギ博士から聞いていたから。貴方達ならきっと大丈夫。チェレン君とベルちゃんのご両親にも、ちゃんと説明しておくから、気を付けて行ってらっしゃい。」 「.....ありがとう、ママ!私達、今よりずっと立派なトレーナーになって帰って来るから!」 「うふふ、その意気よナミ!じゃあ、これをチェレン君とベルちゃんに。何かあったらみんなで助け合うのよ?それから、はい、タウンマップも。」 チェレンとベルも、それぞれ青と赤のライブキャスターを貰い、三人はタウンマップを開く。
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