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「せっかくの記念日だもん!冒険の最初の一歩は、みんなで一緒に踏み出そうよっ!!」
ベルの提案にナミとチェレンは驚いて言葉が出てこない。
「......ベル!なんでそんな凄いこと思いつくのっ!?やろうやろうっ!!私も三人一緒がいいっ!!」
「ベルにしては良い発想だね。少し驚いたよ。」
「んもーっ!チェレンはいつも一言多いんだからあっ!!」
「.....ぷぷっ.......あはははははっ!!」
チェレンの背中をポカポカ叩くベルだが、どうやら効果はいまひとつのようだ。
そんなやりとりに耐え切れなくなったナミは思いきり笑い出す。それにつられて、チェレンとベルも笑顔になった。
笑顔の三人を見て、草木や風もまるで笑っているかのようだった。
「よし、じゃあチェレン、ベル。行こうか!」
三人はしっかりと手を繋ぎ、一番道路の手前へ立つ。
「これからは別々に自分の旅を続けることになるけど、私達はいつだって大切な友達だよ!」
「ああ、勿論だよ。」
「うん!絶対にっ!」
「それじゃあ、私達の冒険のはじまり!」
「「「せーのっ!!」」」
こうして、ナミ、チェレン、ベル、三人の冒険は幕を開けた。
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