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ここは一番道路
揺れる草むらを三人のポケモントレーナーが歩いていた。
「とりあえず、このままカラクサタウンに向かった方がいいみたいだね。食べ物や泊まる場所も確保しないといけないし。」
チェレンは彼の特徴でもある眼鏡を上げながら、タウンマップを見てそう言った。
「そうだね。私はここで少しポカブを育ててからカラクサタウンに向かうよ。チェレンとベルはどうするの?」
「僕もミジュマルを鍛えながら進もうと思ってた。図鑑のページも増やしたいからね。」
「はーい!はいっ、はーい!」
綺麗な金色の髪を揺らし、緑のベレー帽を被った少女、ベルが大きく手を上げた。チェレンはやれやれといった顔でため息をつき、ナミがどうしたのかと尋ねる。
「ねえねえ!ここからカラクサタウンまで、誰が一番多くポケモンをゲットできるか勝負しない!?わたし、結構自信あるんだあっ!!」
「それいいね、ベル!バトルしながらポケモンゲットの練習もできて一石二鳥だね!」
「ミジュマルを育てられるなら僕はそれでいいよ。それじゃあ、日が暮れる前にカラクサタウンの手前で合流しよう。」
そう言って三人は別々の道へ進んで行った。
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