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「よーし!それじゃあ....みんな出ておいで!」
ナミが三つのモンスターボールを一斉に開けると同時に、勢いよく三匹の小さなポケモン達が飛び出してきた。
「うわあっ!すごいすごいっ!!」
ベルは大きく跳び跳ねながら感嘆の声を上げ、チェレンですらも目を輝かせてポケモンたちを見つめていた。
「この子達が私達のポケモン....ん?」
「ポカー!!」
ナミの足下に頬を寄せるのは、オレンジ色の体をしたポケモン。
「えーっとこの子は、なになに....ひぶたポケモン『ポカブ』だって、可愛い!!」
アララギ博士からのメモを見ながらナミはポカブを抱き上げた。
ポカブはナミの腕の中で嬉しそうにしている。
「この子はえーっと、....ラッコポケモン『ミジュマル』ね!」
「ミジュミジュ!!」
ミジュマルはお腹についているホタチをポンっと叩きながら、ポーズを取った。
「ふふふ、ミジュマルは格好良いね!....えーっと、この子は....くさへびポケモン『ツタージャ』ね。よろしく!ツタージャ!」
ミジュマルの頭を撫でたあと、ナミはツタージャの前に行き同じように頭を撫でる。
「ツタージャ!」
ツタージャは恥ずかしそうにしたあとに、ナミに向かってお辞儀をした。
「ツタージャは礼儀正しいんだねっ!」
「ほんとだー!ポカブもミジュマルもツタージャもみんな可愛いーっ!!」
ベルもポケモン達に近づき頭を撫でていた。
「ナミ、どのポケモンにするか決めたかい?」
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