冒険のはじまり

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チェレンにそう訊かれたナミは、満面の笑みを浮かべ答えた。 「うんっ!私はこの子にする!!これからよろしくね、ポカブ!!」 「ポカ!ポカ!!」 ナミに選んでもらったことが余程嬉しかったのか、ポカブは大きく鳴いてナミに頬擦りしている。 「じゃあ私ツタージャにするっ!私ベルっていうの!よろしくね、ツタージャ!!」 「タージャ!!」 ベルもツタージャを抱き上げ、ツタージャも嬉しそうにベルの腕の中で小さくお辞儀をした。 「ベル!なんで君は勝手に選ぶんだ!....まあ、最初からミジュマルにしようとしてたから良かったけどさ。ミジュマル、これからよろしくな。」 「ミジュミジュー!!」 嬉しそうにホタチを叩くミジュマルを、チェレンも同じように抱き上げた。 ナミとポカブ。 ベルとツタージャ。 チェレンとミジュマル。 それぞれが自分のパートナーを抱きかかえながら、部屋の中で見つめあう。 「この時をずっと待ってたんだ。」 「うん。もうすぐ私達の冒険が始まるんだね。」 「あ、そうだ!ねーねー!ナミ、チェレン!バトルしようよ!ポケモンバトル!!」 「「えっ!?」」
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