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「...ポケモンバトル!?」
「うんっ!だって私たち、ようやく自分のポケモンを貰えたんだし、それに、早くツタージャ達とも仲良くなりたいじゃないっ!」
「ベル、君の言ってることも分かるさ。僕だってミジュマルと早く仲良くなりたいからね。でも...ここでやるのかい?」
そう、今三人がいるのはナミの部屋。
「大丈夫だってばチェレン!あとでみんなで片付けましょっ!」
「だからなんで君が勝手にそんなこと決めるんだ。ここはナミの部屋だろ。ね、ナミ?」
「....やろうっ!ポケモンバトル!!」
「ほらね、ナミだって...えっ!?」
予想外の答えだったのか、チェレンはナミを二度見した。片手で眼鏡の位置をしきりに直している。彼の動揺している時の癖である。
「うん!私もポカブと仲良くなりたいし、面白そうだもん!ねっ、ベル!」
「さっすがナミ!ほら、これならチェレンもいいでしょっ!?」
チェレンは思い出していた。ナミは昔から好奇心旺盛で、決めたことは絶対に曲げない性格だったということを。小さい頃はよく、ナミの好奇心とベルの行動力に振り回されていたな、と。
「...分かったよ、僕もやる。まあ、ナミがいいなら断る理由もないからね。」
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