Welcome in nightmare!

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「はあー! 爽快だったな!」  真っ赤なウサギが笑う。 「どうだい? 君もだろ?」 「ああ、なかなか現実では味わえないスリルだった」  ゾンビが迫ってきて。実際に血も被って。3Dゲームもビックリの臨場感だ。 「そうだろうそうだろう」  そんな会話をして歩きながら、だいぶウサギと打ち解けた頃。 「おや?」  少し遠くに、女性を見つけた。女性はウサギを抱いている。と言っても、俺の隣にいるようなバカデカイウサギではない。一般的サイズの白ウサギである。  閑話休題。女性はじつに愛らしい、女の魅力を凝縮したような人だった。容姿といいスタイルといい、端的に言ってしまえばタイプゾーンドストライクである。 「……いいのをみつけた」 「えっ?」  ジュルリ。ウサギはヨダレを垂らし、目をギラつかせていた。 「あの女をいただくとしよう」
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