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魅女は、動けるような状態ではなく
嫌々ながら、聖朧にいる。
「あんた、私喉乾いたんだけど」
「魅女が、命令しない」
「元組員の癖に、私に命令すんじゃない。
第一、私はこいつに言ってんの」
魅女は、そう言って私を指差す。
「てか、ここは聖朧なんだけど」
由良が、そう言った。
「私は、こんなとこにいたくているんじゃないのよ!」
「なら、なんでいんだよ。
さっさと、誰か呼んで帰れよ」
「・・・関係ないでしょ」
「関係なくないんだよ。
鞠を傷つけるやつは、誰だろうと許さねー」
どうやら、由良と魅女は相性が悪いらしい。
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