第15章

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「俺も受け入れた。 鞠の過去も全部。 鞠が帰ってくるの待ってたんだ。 俺の元に、帰ってくるの。 俺じゃ、駄目なのか?」 違うよ。 『零がダメなんじゃない。 私がダメなの。 きっと今の私じゃ、誰も幸せにはできないから』 今の自分に、自信を無くした私じゃ 誰も幸せにはできない。 『ごめんね。 私のこと、待っててくれたのに』 だからね、私は消えるの。 みんなの前から 雪が舞い落ちる中、私は蒼龍の溜まり場を後にした。 零達が、呼び止めているのを聞かないふりして
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