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『・・・君がそう思うなら別にいいけど
海って、早く腐るんだって。
しかも海水って汚いよね。
誰が、はいにょ』
「やめて!」
君は、私の言葉を遮った。
君は、冷たい海から上がってきた。
「なら、私にどうしろって言うのよ!!
もう、死にたいの!!」
『死にたいなら安心しなよ。
そのうち死ねるから。
それにね
われわれの呪われた世界に、真っすぐなものなど何も無い。
ただ剥き出しの悪があるだけ。
こんな世界に期待なんかするだけ無駄なんだよ』
私はそう言って、空を見上げた。
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