第16章

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『守るって ・・・・君たち、正義の味方のつもり? 君たちは私にとって、正義ではないの。 誰も完璧な正義なんかにはなれっこないんだからさ 守るなんて軽々しく言わないでくれないかな?』 私の言葉は、冷たかったと思う。 「軽々しく言ったつもりもなければ、正義の味方になったつもりもない。 弱いものを守る。 大切なものを守る。 それが俺らだ」 新のその言葉に、私は無表情で手を叩く。 『力説するね。 ・・・でもさー、自分達が強いつもり? 随分、自意識過剰だね。 暴力でしか解決できないのに、それで強い・・・ねー』
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