第16章

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「少なからず、鞠よりは強いよ。 ・・・鞠は、なにが言いたいの?」 そう言ったのは、來斗(ライト) 『あはは。 それ、本気で言ってるんじゃないよね? 私より強いって、私の強さ知らないのに強いなんて言えるんだねー。 それは、私が女だから言ってるのかな? だったら、少しムカつくね』 私は、無表情で言ったからなのか 來斗は、一瞬肩を震わせた。 「お前は、女だろ。 女は、男に守られるものだ」 新の言葉に、私は一時 笑いしか出てこなかった。 『それ、男女差別って言うんだよ? 女だから弱いって考え捨てた方がいいよ』
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